2022年11月3日(木)、我が家の長男アメリカンショートヘアーのシエル君が虹の橋を渡りました。12歳3ヶ月でした。
筆者はシエル君と体感的に人生のほぼ2分の1を一緒に過ごしました。大学入学直前に家にやってきて、大学学部、修士、博士の9年間と、社会人となった3年間の合計12年間、シエル君と一緒に歩みました。一杯いろんな思い出がありますので気持ちを整理したいと思います。
出会い(2011年1月)
シエル君はペットショップから我が家にやってきました。とても人に慣れておりお客さんに対しても近づいていくおりこうさんでした。また、4ニャンズの長男として、他の子たちをグルーミングしてあげたりと優しい子でした。
筆者が椅子に座って勉強したり食事していたりすると、近寄ってきて膝に乗り上を見上げてゴロゴロしてくれるのが至福の時でした。また、筆者の部屋が未知の空間のようで、部屋に入れてあげると、甘えてきたり探検したりする様子が可愛かったです。
シニア期の様子(2020年~)
飼っていた先代アメショーのキティちゃん(♀)が腎不全で10歳で亡くなってしまったため、シエル君が10歳を超えたときは嬉しかったです。いっぱい長生きしてほしいと思っていました。
11歳のときまでは元気に生活しており、新しく作ったキャットタワーも活用してくれていました。
ターミナル期の様子(2022年8月~)
12歳となる2022年8月頃から、徐々に身体面での変化が露わになり、お別れが近づいているのを覚悟しました。
・行動が少なくなった
・毛繕いをあまりしなくなった
・毛のパサつきが目立つようになった
・近づいてゴロゴロした後、口呼吸していた
毛のパサつきが目立つようになったので、けすきをしてあげているときに、来年の夏はもうできないかもしれないと母は思っていた様です。また、口呼吸をしている様子をみていると必死に生きようとしているのが伝わってきました。
上記の様子が目立つようになってからも、病院につれていく選択はしませんでした。できるだけいつも通りの環境でこの子の天寿を全うさせてあげようと思ったからです。実際、下の写真は亡くなる1週間以内に撮ったものですが、茶トラのラルク君と仲良くお外を見たり、一緒に寝たりといつも通りの生活をしていました。なので、家で様子を見続けた判断をして良かったと思っています。
亡くなる1日前はなるべく独りにしてほしそうな様子をしており、力を振り絞って長生きしようとしていた様に見えました。
最期の日(2022年11月3日)
2022年11月3日の朝、母が起床したところ、シエル君は寝床で横たわって眠るように旅立っていました。最期の瞬間を見たわけではありませんが、穏やかな最期だったと願っております。
愛するシエル君が一生を過ごしたこの家で埋葬してあげたいと思います。
シエル君と歩んで
ここには書き切れないほどの思い出があり、たくさんのことを学びました。言葉は通じなくても相手を思いやることの大切さや、小さな命であっても愛する者と共に時間を過ごすことの貴重さを実感することが出来ました。ネコちゃんだけでなく、両親や兄妹など、「当たり前に思いがちなもの」を「かけがえのない貴重なもの」として考え、愛する者との生活1日1日を大事に過ごしていきたいと思います。
シエル君、ありがとうね。
沢山の愛情をもらって、シエルくんは幸せな猫生だったのですね。
ご冥福をお祈りしますm(_ _)m