はじめまして、ごごちと申します。
今日はToBeエンジニア試験でランクAをとる方法を紹介したいと思います!
マイナーな試験なので情報が少ないのですが、この試験の受験を控えている方の参考になれば幸いです。
ToBeエンジニア試験とは
ToBeエンジニア試験は株式会社コガクが実施している技術者の基礎力を測るための試験です。
企業が新入社員に集団受験させて、業界との比較やその後の教育に役立てるのが主な用途だと思います。
試験の方式にはスタンダード、アドバンスト、メンテナンス技術の3つがあります。
筆者はスタンダード試験を受験しましたので、その結果についてご紹介していきます。
スタンダード試験について
スタンダード試験には次の科目があります。
- 機械
- 電気電子
- 情報
- 品質管理
- 化学
問題形式は4択の選択問題で、各科目ごとに配点は30点です。
私は化学を除いた4科目を受験しました。
ランク分けについて
スタンダード試験は以下の様にランク分けされています
正解率(%) | ランク | 偏差値 (推定) |
---|---|---|
80%以上 | A | 80 |
60%以上80%未満 | B | 65-75 |
50%以上60%未満 | C | 50-65 |
50%未満 | D | -50 |
推定偏差値は得点のヒストグラムから筆者が計算して見積もりました。
Aランクには正解率80%が必要となります。
おすすめの勉強方法
無料のスタンダード問題を手に入れる
公式ページでフォームに入力するとサンプル問題をダウンロードできます
まずはサンプル問題をみて、感じをつかむのが良いと思います。
公式テキストを入手する
機械、電気電子、情報は2冊ずつ、品質管理は1冊で、合計7冊のテキストが必要になります。
税込み定価は1冊2750円なので、全て揃えると19250円となります。
できればメルカリなどを使って安く集められると良いと思います。
問題を意識しアウトプット中心の勉強を
ToBeエンジニア試験は過去問が充実していないのが最大の難点です。
テキストで出題範囲を網羅できますが、情報のインプットしか出来ず、試験対策には不十分です。
そこで、問題を意識してアウトプットしやすい形で勉強するのがおすすめです。
筆者がおすすめする方法は次の2通りです。(どちらか1通りを選択すれば十分です)
問題集を自作する
公式テキストを見ながら、スマホの問題集アプリなどで4択問題を作っていきます。
一緒に試験を受ける友達がいれば、一緒にやるのが良いと思います。
メリット:問題集を作るのが楽しい
デメリット:網羅的に勉強するのが難しい
単語カードで勉強する
100均で売っている単語カードの表裏にテキストの内容と答えを書いていく方法です。
メリット:網羅的に勉強できる
デメリット:全てのテキストを単語カードにまとめるのは結構時間がかかる(筆者は1日1-2時間かけて作り続けて、合計3ヶ月かかりました)
筆者の試験結果
科目 | 得点 | 得点率(%) |
---|---|---|
機械 | 24 | 80 |
電気電子 | 24 | 80 |
情報 | 26 | 86.7 |
品質 | 22 | 73.33 |
合計 | 96 | 80 |
勉強期間はおよそ3ヶ月間です。
単語カードを自作して通勤の電車内で復習していました。
結果としては、ぎりぎりでAランクをとることができました。
得点率の最も低かった品質は公式テキストがあまり良い内容ではないため、QC検定など他のテキストで勉強した方が良かったと思っています。
得点分布を推定して作ってみた
スコアシートによると全国平均は47%だったそうです。
右上にヒストグラムが書いてあったので、手計算で標準偏差を計算すると9.26%と推定されました。
平均47%、標準偏差9.26%のヒストグラムを書いてみました。
偏差値は (得点-平均点) / 標準偏差 × 10 + 50 で計算されるため、
- 正答率 56%ー65% で偏差値60
- 正答率 66%ー74% で偏差値70
- 正答率 75%ー83% で偏差値80
となります。偏差値80は3σにあたるので、正規分布からは0.1%(1000人に1人)くらいの割合です。
よって、Aランクをとれた方は全国の受験者に対して上位0.1%になるので、自信を持って良いと思います!
(自分で言っていく^^;)
情報が少ない中参考になれば幸いです
ToBeエンジニア試験は知名度が低いため、モチベーションを保ちにくいのが難点です。
しかし、試験を通して勉強になったり、良い成績だと上司から褒められたりするといったメリットがあります。
努力して結果を残すことが出来ればその後の自信にもつながります!
この記事がToBeエンジニア試験でAランクを目指す方の参考になれば幸いです。
他にも勉強に関する記事を書いておりますので良かったら見ていってください!
素晴らしい成果ですね^ ^