阪大首席卒の10年後を公開!【楠本賞】【データサイエンティスト】

2023年4月1日 更新
科目成績の一覧を作成しました

データサイエンティストのごごちです!
私は大阪大学理学部化学科を首席で卒業しました。
以前書いた首席GPAの記事が(私の書いた中では)なかなか反響があるため、
更に詳しく書いておきたいと思います!
大学を首席で卒業した際のGPAを公開!首席卒業に意識することや首席になってよかったことを紹介!
首席卒業を目指す方、首席卒業された方、様々な方の参考になれば嬉しいです。

公立高校時代

偏差値~69の公立高校を卒業しました。
公立高校の席次は理系クラスで200人中の10位でした。
当時は要領が悪かったと思っています。
前期試験には東京大学を受験しましたが、落ちました。
そのままでは駿台予備校に行く予定でしたが、
当時、阪大には後期試験があり、合格することが出来ました。
後期試験の成績は合格点ギリギリでした。
当時は、合格点ギリギリで引け目を感じていましたが、
切り替えて大学の勉強を頑張ることにしました。

阪大 学部時代

基本的に勉強中心で過ごしていました。
勉強熱心な友人と交友関係を持っていたのがモチベーションになりました。
卒業時のGPAは3.64でした。
詳しくは以前の記事に書きましたので、よろしければこちらもご覧ください。
大学を首席で卒業した際のGPAを公開!首席卒業に意識することや首席になってよかったことを紹介!

楠本賞の賞状とメダルは思い出の品です。
私の原点である実家に飾って大事にしています。

阪大 博士前期課程

縁があってドイツに3ヶ月間研究留学をしました。
しかし、当時の研究テーマが振るわなかったことや、教授とそりが合わなかったことで、辛い目をしていました。

阪大 博士後期課程

研究室を変えて心機一転しました。
進学の時に研究室を変えたいなら変えるべき3つの理由を解説【経験者アドバイス】
移転先の研究室では楽しく、充実した生活を送っていました。
自分の手で執筆、査読対応した論文が2報受理され、無事3年で博士課程を卒業できました。
スキル不要!英語論文を書く3つの心構えやコツ!【英検1級&博士号取得者】
修士課程で失いかけた自信を、博士課程の3年間で取り戻せました。

ちなみに、就職は少しうまくいきませんでした。
当時、研究テーマだった太陽電池にこだわっていたのが、失敗でした。
なんとか、専門である物理化学および半導体と関係のあるメーカーに就職しました。

メーカー就職後

就職はうまくいかなかったので、少しビクビクしながら1年目を過ごしていました。
与えられた仕事をおとなしくこなす2年間を過ごしていました。
穏やかに過ごしていましたが、「このままでいいのか」といった違和感がありました。

データサイエンティストとして覚醒

入社3年目でデータサイエンス(マテリアルインフォ)の開発テーマにアサインされ、一転しました。
ちょうど30歳の節目ということもあり、データサイエンティストになることを決意しました。

データサイエンティストは、阪大を首席卒業するほど勉強熱心だった私にはぴったりの職業だと思ったからです。

ちなみに、データサイエンティストがどのような人材価値を持つかというと、とある家電大手の方は「10年に1人の逸材」と称されていました。

編集:日経BP
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データサイエンティストが「数年に1人の逸材」と称されるのは正しいと思います。

その理由はデータサイエンティストが複数のスキルを必要にすることにあります。

例えば、材料のデータサイエンティストは化学系、数学系、情報系の3つのスキルが必要になると、ごごちは考えています。

それぞれ偏差値60位の能力が必要とした場合、正規分布なら偏差値60は上位15.9%であるため、

3つの能力が独立と過程するなら、その割合は 15.9% ^3 = 0.4% となり、250人に1人の計算になります。

私の部署は年間50人が新卒入社するので、5年に1人このような人材が現れる計算になります。

そして、ごごちは自分を偏差値60を3つ掛け合わせた「数年に1人の人材」と考えています。

阪大首席卒業を可能にした勉強習慣により、化学&数学&情報系スキルを偏差値60を掛け合わせることができたからです。
それは、阪大理化首席 & 数学検定1級 &応用情報技術者+E資格の形で確認することが出来ました。

20代と30代の違いについて思うこと

データサイエンティストに覚醒する前の20代のごごちは、試行錯誤しながら道を探っていました。
大学を首席で卒業したものの、修士課程では教授とそりがあわず、就職後も少し迷っていました。

しかし、30歳を迎えてデータサイエンティストとして覚醒することができました!それは20代で試行錯誤していながらも、首席になるほど勉強に励み、化学&数学&情報の複合スキルを身につける素養が合ったからだと思っています!

私は、30歳から40歳は人間の能力的全盛期と考えています。

実際、2019年にノーベル化学賞を受賞した吉野氏によると、「ノーベル賞を受賞する研究は平均35ー36歳に開始される」と言われています。https://kids.athuman.com/cecoe/articles/000134/

ノーベル賞に限らずとも、大きな成果を残したいなら、35歳までに力を蓄え、35歳から解き放つのを意識するのが大事だということですね。

このことを肝に銘じ、ごごちは30歳にして方向性を決定することができ、順調なスタートを切ることが出来ました!

全盛期でいられる期間は10年と考えて、いつまでにどうなりたいかを考えながらこれからも勉強していきたいです!

まとめ : 阪大首席→データサイエンティスト

阪大を首席で卒業した後は紆余曲折ありましたが、卒業から10年後、現在はデータサイエンティストになり充実しています。
私のイメージですが、勉強好きな高学歴者の多くは、情報が専門で無くともAI開発に携わっている印象です。
実際、私と同じタイミングで阪大を首席で卒業した理学部生物科の友人はKaggle Masterになっているそうです。

大学を首席で卒業する程に努力した勉強習慣は、今でもごごちのアイデンティティや自信として残っています。

この記事を読んだ方々に刺激を与えられる内容であればなによりです。

今後も様々な内容を発信していきます!

参考 : 科目成績一覧

私が学部時代に取得した科目の成績一覧を表で掲載します。是非参考にしてください!
私自身、「楠本賞」と検索して有名な某サイト様をベンチマークにしていました。
みてみると意外にB評価があったりするので、首席を目指している方は気楽に勉強を楽しみましょう!

No.科目名評語単位数修得年度
1世界の思想B22011
2現代社会を読み解くA22011
3生命を担う物質-蛋白質A22011
4アジアの文化と社会を知るB22011
5地域言語文化演習(ドイツ語) 1S22011
6地域言語文化演習(ドイツ語) 2S22011
7英語(Reading) 1S12011
8英語(Reading) 2S12012
9英語(Reading) 3A12012
10英語(Writing) 1S12011
11実践英語1S12011
12実践英語2S12011
13実践英語3S12012
14専門英語基礎1S12012
15ドイツ語初級ⅠS12011
16ドイツ語初級ⅡS12011
17ドイツ語中級ⅠS12012
18情報活用基礎A22011
19スポーツ実習 AA12011
20健康科学実習 AS12011
21生物科学コアAA22011
22線形代数学1A22011
23線形代数学2A22011
24基礎解析学1A32011
25基礎解析学2S22011
26基礎化学1S22011
27基礎化学2S22011
28自然科学実験1数学S12011
29自然科学実験1物理S12011
30自然科学実験1化学S12011
31自然科学実験1生物・地学A12011
32物理学1AA22011
33物理学2AB22011
34生物科学コアBA22011
35現代物理学入門A22011
36宇宙地球科学1A22011
37宇宙地球科学2A22011
38自然科学実験2物理B12012
39自然科学実験2化学S12012
40確率・統計S22012
41基礎化学3S22012
42化学熱力学1S22012
43分析化学1S22012
44無機化学1A22012
45有機化学1A22012
46有機化学2S22012
47量子力学概論S22012
48化学反応論1S22012
49防災概論A12011
50高分子科学S22012
51基礎化学実験S22012
52化学実験1A62013
53化学実験2S62013
54化学特別実験S22013
55化学特別研究S102014
56無機放射化学演習S12013
57量子力学演習S12012
58統計熱力学演習S12013
59有機化学演習1S12012
60有機化学演習2S12012
61高分子科学演習S12013
62化学プログラミングS22012
63化学熱力学2A22012
64化学熱力学3S22014
65物性化学S22014
66分子構造論1S22012
67分子構造論2A22013
68分析化学2S22012
69分析化学3S22013
70無機化学2S22013
71無機化学3S22013
72無機工業化学S22013
73有機化学3S22013
74有機機器分析S22014
75有機工業化学S22014
76量子化学1A22012
77量子化学2S22013
78統計力学概論S22013
79化学反応論2S22013
80高分子合成化学1S22013
81高分子合成化学2S22013
82高分子物理化学1S22013
83高分子物理化学2S22013
84化学入門セミナー1S12011
85化学入門セミナー2S12011
86生化学1B22013
87生化学2S22013
88有機生物化学S22013
89化学文献調査S22014
90理学への招待A12011
91放射化学S22013
92無機放射化学特論S22014
93化学生物学A22013
94化学発展セミナーS12012
95化学への道程と私たちS12013
96有機化学4S22014
97有機金属化学S22013
98有機化学演習3S12013

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