今、私が大学生だとしたら勉強したいこと3選!2015年阪大首席卒の視点で語ります!

ごごちと申します!
30歳でメーカーのデータサイエンティストとして仕事をしています!

4月になったということで、新生活を迎える方も多いと思います。
特に大学に入学された方は世界が一気に広がり期待に満ちあふれていることだと思います。

今日は、私が今、大学生だとしたら勉強したいことを3つ紹介したいと思います!
ここで挙げている勉強したいことは、専攻分野を指しているわけではなく、
サブで勉強したいことという意味ですのでご了承ください!

その1 : 情報技術

私が大学生だとしたら、情報技術にもっと興味を持ち学びたいと思います。
これからはデータやAIがより活用されるようになるため、どの専攻分野の人であっても勉強しておくと鬼に金棒です。
実際、私は化学×データサイエンスで仕事をしています!

ネットワークやデータベースなどの従来からある技術から、機械学習などの最近の技術まで幅広く勉強する必要があり、積み重ねが大切です。
またプログラミングの習得にも時間がかかります。
大学生は時間も取りやすいと思うので、競技プログラミングに参加して腕を磨くのがオススメです。

情報処理推進機構の資格取得

基本情報技術者や応用情報技術者

独立行政法人 情報処理推進機構が実施する資格試験です。
基本情報技術者はレベル2,応用情報技術者はレベル3とされています。
現代で確立されている情報技術を幅広く効率的に学ぶことができる資格試験なので、
アウトプットの場として最適です。
私の応用情報技術者試験の効率的な勉強方法はこちら

基本情報技術者、応用情報技術者の取得者の平均年齢はそれぞれ25歳、29歳ですが、
しっかり勉強すれば大学生でも取得可能です。

就活時や就職後も活用できること間違いないのでぜひチャレンジしてください!

高度情報技術者

情報処理推進機構が掲げるレベル4の資格群です。
データベーススペシャリストネットワークスペシャリストなどのスペシャリスト系資格がお勧めです。
これらの合格者の平均年齢は31-35歳程度であり、若手-中堅社員が取得するのが一般的です。
私の会社でも、資格報奨金の難易度群では最上位に位置しており、多くの方が目標にしています!
1年に1回しか試験がない最難関資格ですので、スケジュール管理や学習進度の把握が重要になります。

大学生のうちに高度情報技術者資格を取っておいたら間違いなくトップ人材になれると思います!

競技プログラミング

AtCoder (アルゴリズム系)

アルゴリズムを通じてプログラミングを勉強したい方はAtCoderがお勧めです。
算数パズル的な要素もあるので、高校までで数学が好きだった方は、はまるのではないでしょうか?

初心者から上級者まで腕前がレーティングで数値化され、階級が色分けで示されるので、モチベーションにもつながります。
大学生のうちに茶色になれたらしっかり勉強しているとみなされるレベルらしいですので、
まずはレーティング400を目指すことをお勧めします!

Kaggle や Signate (データ分析系)

Kaggleの記事はまだ書いていないので悪しからず…

AIやデータ分析を通してプログラミングを学びたい方はKaggleやSignateがお勧めです。
Kaggleは英語、Signateは日本語であるという以外の違いを筆者はまだ知りません^^;
これらのコンペでは、成績優秀者にメダルが与えられます。
Kaggle Masterなどは世界でも数千人くらいしかいない様ですので、
データ分析のプロになりたい方はベンチマークにしましょう!

今ではChatGPTがあるので、PythonやRを使ったデータ分析もハードルがずいぶん下がったのではないかと思います。
こういう処理をするコードを書きたい、と質問するとコードを書いてくれるので、ぜひ活用しましょう!

その2 : 金融リテラシー

私は大学生の間にお金のことをあまり考えずに過ごしていました。
貸与型の奨学金を借りていたのですが、これは紛れもない借金です。
これが本当に良くなく、家計管理やお金に対する問題意識が欠如していたのが問題でした。

また、学生の内から副業収入経路を作っておくとよかったと思っています。
私が大学生のころからアフィリエイトはありましたが、当時はあまり興味がありませんでした。
今はブログをやっていますが、収入源となるだけでなく、発信力の勉強にもなることが実感できました。

また、投資も早ければ早いほど良いであり、お金を自由に使える大学生だからこそやるべきです。
投資のウォーレンバフェットは11歳のころから投資をはじめたといわれていますが、
私は11年の時を無駄にした、と言っているくらいです。
投資において時間は命ということです。

まずはドルコスト平均法(毎月定額投資)&インデックス投資から、
小額でもコツコツ始めましょう!

金融リテラシーがあることで経済的に余裕ができ、会社やプライベートでも
やりたいことが自由にでき、適切なリスクの取り方ができる様になります!

会社や組織に依存せず自己実現するためにも、金融リテラシーは大切にしたいところです。

アプリによる家計管理

まずは一か月の収支を徹底的に洗い出して可視化することです。
把握さえできれば手段は特に問わないのですが、現代の人はたいていスマホを持っているかと思いますので
アプリを使いましょう。

MoneyForward Me

銀行や証券会社と連携して金融資産を一括管理できます
無料でも利用可能ですが、同期頻度が少なくなったり、資産推移が見られなかったりと制限があります。
月額500円支払うことで、即時に同期させたり、資産推移をみられるようになります。
これは500円どころの便利さではないので、ぜひやっておきましょう!

資産推移を可視化することの効果は絶大なので、必ずやりましょう。

シンプル家計簿 Money Note (Googleストア), (Apple ストア)

項目を自分でカスタマイズしたり、手早く入力できるのが魅力です。
シンプルなのですぐに使いこなせます!
マネーフォワードは高機能な分、使わない機能も多いので、
事細かに記録をつけるときはこちらがおすすめです。

Excelや紙に記録

アプリでなくても、記録を取れるものなら何でも大丈夫です。
一か月の収支だけでも良いので、一か月の頻度でざっくりでも把握しておきましょう!
スマホを所持することが経済的に難しかったり、勉強の邪魔になるので持ちたくないという方は
手動でもよいので家計管理はしっかりしましょう!

副業

ブログ

いつの時代でもブログは副業としては外せません。
広告収入で稼げるようになるのに時間はかかりますが、以下の点からおすすめです。

  • PCさえあれば、初期投資が1~2万円ですむこと
  • 積み重ねが効くこと(=ストック収入であること)

ブログを自分の分身体と考えて、成長していく様を眺めるのは楽しいです!
また発信力の強化にもつながるので、勉強や仕事にも活かされます!

どんなことでもよいので文章化して発信できるブログ、魅力ですのでぜひ始めましょう!

投資

福利の効果を活かすためにも、早く始めるのがお勧めです。
インデックス投資、ETF投資、株式投資、仮想通貨投資など、様々な投資があります。

投資は「分散」が基本ですので、投資するタイミング、投資する先は分散させましょう!

そして投資で最も大事なポリシーは、自分が価値があるものにお金を置き続けることです。
10万円値上がりしたから手放す、みたいなことはしなくても大丈夫です。
この手法は投資ではなく、投機というギャンブルの様な手法になります。
損をすることもあるし、手放すタイミングを考える時間が無駄であるため、
これを今買って値段が上がったら売る、というやり方はしなくても大丈夫です。

長期的な資産形成の方法ととらえて着実に投資していきましょう!

せどり

商売の基本である物販の経験が身につきます。
アルバイトとは違って、自分一人で切り盛りすることができるので、
卒業後にも活かされるのが魅力です。
アパートが狭かったり、時間を取られたりするデメリットもあるので、
他の勉強を優先したい方はそちらをやってください!

アルバイト

アルバイトは基本的に学生の内にしかできません。
現在では、会社に所属していても、土日にウーバーイーツ配達などをダブルワークでされる方もいるようですが
時間単価が低いことと、体力的&時間的にも余裕がなくなることが多いため、
アルバイトを経験したい方は学生の内にしておきましょう!

ちなみに筆者は大学生は勉強が仕事だと思っていたので、アルバイトはしていませんでした^^;

その3 : 英語

最後は私の未来予測も入るのですが、英語学習は今後さらに重要になると考えています。

「これからはAIが台頭して自動翻訳もあるから英語は必要ないのでは?」と思われるかもしれません。

しかし、見方を変えると、

一見英語が必要ないと思われるので、みんなが勉強しなくなる
→ 英語が話せるとマイノリティになれる

つまり英語ができる人は、今後よりいっそう優位性が高まるのではないかと思います。

それに、普段日本語で会話している同級生や同僚が、いきなり流暢な英語を話しだしたら、カッコいいですよね。
わたしは博士卒で入社しましたが、学部卒の海外営業の動機が流暢な英語を話していて感銘を受けました。

私も周囲の同僚や協業先の外資メーカーから「英語うまいね」と評価されたことがあり嬉しかったです!

学生の頃から英語を勉強して、いざというときにカッコいい英語が話せると周囲の評価爆上がりなのでおすすめです!

英語系の資格取得

英検準1級, 英検1級

英検ではRLWSをすべてバランスよく勉強できます。
大学生で英検準1級がとれたら英語ができると考えられ、英検1級が取得出来たら外国語学部の上位レベルにいると考えてよいと思います。

英検1級合格体験記!CSEスコアや面接1点差落ちなど1級受験者必見!

英語は漫然と勉強していてはモチベーション管理が難しいので、マイルストーンにしましょう!

TOEIC

おなじみのTOEICです。
賛否両論ではありますが、私は一定の価値があると思っています。

  • 受験のコストの割に信頼性&知名度が高い
  • スコアで定量化されるので、学習の成果が把握しやすい

TOEICもコツコツやれば必ず伸びるので、ぜひチャレンジしてみてください!

英会話・留学

TOEIC Speaking

英会話力をスコア化できる指標としておすすめです!

TOEIC L&Rに比べると、TOEIC Speakingは少しマイナーですが、
Speaking力を正確に測りたいならこちらがお勧めです。

私の経験からもわかりますが、TOEIC LRで900点をとれても、スピーキングをやっていないとまともに話せません^^;
TOEIC Speaking&Writingの初受験結果を公開!勉強法の共有と得点分布の可視化

一般的に出来ると評されるレベルは160/200ですので、まずはそこを目指しましょう!

TOEFL

留学や海外大学院進学に向けて英語を勉強したい方はこちらがお勧めです。

私の経験上、時間的にも金銭的にも最もハードな英語試験の内の一つです。
まず、ほぼ一日かけてRLSWの4技能をCBT形式で取り組むことになります。
そして受験費用も245$(~3万円)と英検やTOEICに比べて高額です。
時間的にもコスト的にも無駄撃ちは厳禁です。

しっかり勉強して80/120、100/120 をとれたら自信にして良いと思います!

私の大学生時代の過ごし方(2011-2015)

私は2011年に大阪大学理学部化学科に入学しました。

入学当時は薬やワクチンの研究をする研究者になりたいと思っていて有機化学を熱心に勉強していました。
途中で気が変わり、エネルギー関係の科学者になりたいと思い、物理化学の研究分野を選択しました。
当時は何も考えずに専攻分野である化学の勉強に励んでおり、首席で卒業することができました。
そのまま修士、博士と終了し、2020年から社会人としてメーカーに勤務するようになりました。

しかし、社会に出てみると、私は情報技術が乏しく、金融リテラシーもなく、英語も中途半端、といった状態であることに気が付きました。
大学や研究室の閉じた環境でいかに視野が狭くなっていたのかを実感しました。
私は遅ればせながら、今回紹介した3つの内容を現在進行形で勉強しております。

情報、金融、英語の3つの分野は、修得が早ければ早いほど人生が豊かに、そして自由になります!
共感された方はぜひこれらを勉強することをお勧めします。
全部を必要はなく、興味のあるものだけでも良いです。
そして、専攻科目もしっかり勉強して、専攻科目×情報技術×英語 の人材を目指しましょう!

勉強で自由で豊かな人生に!

今日が一番若い日、と言われているように、勉強はいつからでもできます。
大学生は人生で一番時間を自由に使える時期ですので、悔いのないようにいっぱい勉強しましょう!

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